事務仕事の種類について7つ解説します【事務経験25年】

これから事務職へ就職・転職を考えてる方に、事務職の種類と仕事内容がなんとなくイメージできるよう、厚生労働省の職業分類をもとに7つに分けてご紹介します。

目次

事務職とは

事務職の仕事で基本的に共通して言えることは書類を扱う仕事ということです。

扱う書類は事務の種類や会社の業態によっても様々ですが、ほとんどの事務員はなんらかの書類を作成したり管理しています。

他にも電話応対や来客対応などがありますが、これについてはやらない人もいるので、やはり共通して言えるのは書類を扱う仕事だということです。

事務職の種類7つ

厚生労働省編職業分類に従って大きく7つご紹介します。

事務職の種類は次のとおりです。

  1. 一般事務の職業
  2. 会計事務の職業
  3. 生産関連事務の職業
  4. 営業・販売関連事務の職業
  5. 外勤事務の職業
  6. 運輸・郵便事務の職業
  7. 事務用機器操作の職業

順番に解説していきます。

1.一般事務の職業

総務・人事・企画などの仕事です。
他にも受付・秘書・電話応接の仕事、医療・介護事務、など他の分野でおさまりきらない、幅広い分野の庶務のような仕事です。

専門的にやる業務が決まってない分、未経験者でも応募しやすい事務だといえます。

そのため、事務の中でも有効求人倍率が一番低く、求人募集件数に対して応募者が圧倒的に多い事務です。

現役の一般事務の方がよく悩んでる問題として「なんでも屋問題」というのがあります。

会社のどの部署にもあてはまらないタスクは、全て「一般事務」に回ってくるというシステムで、そのたびに事務員がどんどん疲弊していくという問題です。

  • 「蛍光灯切れたんで買ってきて点けてください」
  • 「新しい補助金がでるらしいので調べて申請してください」
  • 「営業が忙しいので代わりに〇〇の対応をしてください。」

正直いうと私は「一般事務」という言葉は、会社にとって都合の良いあやふやな言葉だと思ってます。

会社が一般事務を募集してるのは、お茶くみ、コピー、来客応対だけの事務員を求めてるわけではないと思います。

いざ働いてみたら「最初に言ってた仕事内容と違うやんか」というのはよく聞く話です。

これから一般事務を目指される方は、

  • 「この会社はなぜ一般事務を募集しているのか?」
  • 「前にいた事務員はなんでやめたのか?」
  • 「自分が入社したらやることになる業務がある程度イメージできてるか」

など、もう一度確認することをおすすめいたします。

自分が入社した後の仕事内容がイメージできてないと、「なんでも屋問題」は入社後そのうち発生するでしょう。

2.会計事務の職業

現金・小切手・手形類の受け払い、会計帳簿の記帳・整理、決算書類の作成などの会計事務の仕事です。

簡単に言うと会社のお金の流れを記録する仕事です。

同僚や先輩に1人でも会計事務に詳しい人がいればよいですが、そうでない場合はある程度の経験と知識がないと、選ばれるのも実際に働くのも厳しいでしょう。

大体の会社では、顧問税理士がいるので税理士に教えてもらいながら事務を進める場合もあります。

この分野に未経験からいきなり入るのは厳しいので、まずは会計事務所に就職するという方法もあります。

会計に興味があるかたは下記の記事を参考にしてください。

3.生産関連事務の職業

生産・工事の進行に伴って資材・製品・労務を管理する仕事です。他にも資材・製品の出荷・受荷に関する仕事なんかがあります。

簡単に言うと企業の生産活動を支援する仕事です。

生産関連事務に関しては同じ業界での経験があった方が好ましいものの、業界によって管理の仕方が様々なため、未経験者でも募集している企業もあるようです。

工程管理等の日程や数量を扱う業務のため、パソコンへのデータ入力は必然的に多い仕事です。

ただ、こちらも事務なのに「製造部門の手伝いが多くて忙しい!」などという話も聞いたりするので、面接の際にはしっかりと業務範囲の確認をしておくことをおすすめします。

4.営業・販売関連事務の職業

商品の仕入れ、販売に関する書類の作成など、商品の販売活動を支援する仕事です。

簡単に言うと営業マンの補佐ですね。
俗にいう「営業事務」です。

営業事務が取扱い書類には次のようなものがあります。

「見積書」「契約書」「納品書」「請求書」など、、、

これら書類業務の他に、「売上管理」「受発注、在庫管理」「顧客管理」など、販売に関する事務はほとんどが営業事務の仕事となり多岐にわたります。

ぺぺきよ

事務職って会社に必要不可欠で大事な仕事なんですけど、一般的には下に見られることが多い職種だと私は思ってます。

その辺のことをわかってない偉そうな営業マンの担当補佐になったら、たぶんストレスめっちゃ溜まるんだろうなあと思います。

営業とのコミュニケーション能力が必須の職業ですね。

5.外勤事務の職業

電気・ガス・水道・新聞・保険などの集金やメーターの検針などです。

これはイメージしやすいですね。
ガスの検針などをしてる人を見たことのある方は多いんじゃないでしょうか。

外勤事務は他の事務と比べて、有効求人倍率が高いので、仕事を探してる人に比べて募集案件が多いのが特徴です。
比較的就職しやすい事務だといえますね。

あと他の事務と比べて、その名の通り「外回り」が多い事務ですね。

ただし基本的に営業はありませんので安心して下さい。

仮に営業業務があるようなら、それは「外勤事務」でなく、もはや「営業」です。

6.運輸・郵便事務の職業

運輸交通機関における、出札・改札、小荷物・貨物の受け渡し手続きなどの仕事、鉄道車両・自動車・船舶・航空機などの運転・運行計画の作成、運転指令などの仕事、郵便局における郵便事務の仕事です。

交通機関の運転計画を作ったり、郵便局での郵便物の管理、切手やはがきの販売をしたりする仕事です。

私にはなじみのない仕事なので詳しい説明は割愛させていただきます。
すみません(汗)

7.事務用機器操作の職業

パーソナルコンピュータ・大型汎用コンピュータなどの事務用機器を操作する仕事です。コンピュータにデータを入力する業務も含みます。

オフィス用のコンピュータ等を使って、ソフトウエア操作に関する専門的技術を活用して、入力・集計・グラフ化等の作業を一体として行うものです。

単純に数値やデータの入力であれば単なる一般事務ですが、それらを加工したりレイアウトしたりグラフを作成したりすると「事務用機器操作」になります。

これらのことは今の時代、普通に事務員に求められるスキルなので、それよりもより詳しい専門性が求められる職業といったところでしょうか。

以上、厚生労働省職業分類による7つの事務でした。

まとめ

事務職は今や誰でもできる仕事ではなくなってきています。

結局のところどんな仕事内容なのかは、働く会社によって様々なんですよね。

それを知るには面接で具体的に業務の事を聞くしかないかと思ってます。

面接時にもし可能であれば、次の事くらいは確認しておきたいですね

  • 「業務について具体的な内容」
  • 「自分が入ろうとしている部署の人数」
  • 「前担当がいたらなんで辞めたのか」
  • 「庶務的(雑用)な業務があるか?」

本当に自分がやりたい事務がなんなのか、具体的に紙に書き出しておくと頭が整理できるのでおすすめです。

最後に、事務未経験の人が事務職に就くまでの必勝ルートを下記の記事にしてますので、気になる方はご一読下さいね。

この記事を書いたひと

プロフィール

ぺぺきよ
  • アラフィフおじさんブロガー
  • 同い年のネイリストと46歳で結婚
  • ハチワレ猫の「ぺろ」が大好き
  • 会計関連の仕事を26年
  • 趣味はキャンプとブログ

\当ブログが使っているテーマ/

使用サーバー:エックスサーバー


目次