- 仕事や職場が不満で会社を辞めたい人
- 仕事を辞める事がすでに決まっている人
のために、仕事を「辞める前」や「辞めた後」に知っておいた方がいいことをまとめました。
【退職前】にやっておくこと
退職前にやっておくべきことは以下のとおりです。
次の転職先を探す
もしあなたが今の仕事を辞めようと思っていたり、または辞めることが決まっていて、次の転職先を決めてない場合は、すぐにでも転職活動をすることをおすすめします。
わかります。僕も過去に転職を何度も繰り返してるからめっちゃわかります。
退職を決意しながら次の仕事を探すという作業は、相当な労力を要する行為です。
会社を辞めることだって大変なのに、次の仕事まで先に決めるなんてとても無理だと思うかもしれません。
でも考えてみてください。
あなたが次の仕事を探してることなんて、あなたが言わない限り誰も知らない話ですよね。
あなたが次の仕事を探すことは、今の職場にはまったく関係のない話なんです。
何が言いたいかというと、「退職」と「転職」は切り離して考えましょうということです。
「退職」は、現状の仕事や職場に不満があるから会社を辞める。
「転職」は、これから生きていくために転職する。
この2つは全く違う意味を持ちます。
これをセットで考えてしまうと心がしんどくなるので、完全に作業を切り離しましょう。
何度も言いますが、あなたが次の仕事を探すことは今の職場には全く関係のない話ですね。
辞めた後の生活費をシュミレーションしておく
仕事を辞めると当然収入がなくなります。
なので、あなたが次の転職先で働きだして初任給が入るまでに必要な生活費についてシュミレーションをしておく必要があります。
失業保険がもらえる場合でも、自己都合で辞めた場合は3ヶ月間は手当が入って来ません。
辞めた会社で社会保険に入ってた場合は、「国民健康保険」と「国民年金」も新たに加入することになりますので、それらについてもいくら必要か知っておかなければなりません。
社会保険では会社が半分負担してくれてるので、辞めた後のこれらの保険の負担は高額に感じるかもしれません。
これらについてはお住いの市区町村に事前確認することをおすすめします。
会社を退職した時に次の転職先が決まっていないと、出口の見えない転職活動により「貯金」と「生活費」の消耗戦が始まります
一番理想的なのは、今の職場の在職中に、次の転職先で働きだす日が決まっていることです。
いずれにせよ今はしんどいでしょうが、仕事を辞めてからまた働き出すまでの生活費を作ってから会社を辞めることをおすすめします。
退職理由を考える
退職したいということは、まず、直属の上司に口頭でちゃんと伝えましょう。
間違っても、上司がいるのに先に社長に言ったり、LINEで伝えたりしてはいけません。
それをすると、上司の管理能力が疑われて迷惑をかけたり、あなたの意思がちゃんと伝わらなかったりします。
退職理由についてですが、
退職理由については、あなたの熱い本音をぶつける必要はないと私は思います
退職理由によっては強い引き留めにあったり、円満退職が難しくなってしまうこともあるからです。
ここはありふれた一般的な退職理由で私はよいと思います。
「やりたいことが見つかりました!」
これが退職理由の王道でありかつ誰も引き留めることのできないシンプルな一番の理由だと思います。
「職業選択の自由」は憲法に書かれてあるぐらいですので、あなたのやりたい仕事を止める権利はだれにもありません。
何をやりたいかまでいう必要もありませんし、言わないことが苦手という方は嘘のやりたいことを言えばいいです。
いずれにせよ今の職場の人には関係のない話です。
退職を伝える順番は、
- 結論・・・「〇月〇日までに会社を退職させていただきたいと思います」
- 理由・・・「これからの将来を考えた時に、他にやりたいことが見つかりました」
の順で伝えるようにしましょう。
この時、次の転職先を決めておくことができていた方がGOODです。
そのほうが退職意思も切り出しやすいし、引き留めにあいにくくなるからです。
円満退職で辞める
私はこれまで何度か転職を行いましたので、その数だけ会社を退職した経験があります。
自慢ではないですが全部円満退社で退職を行ってきました
なので、前の職場の経営者や同僚に街で偶然あっても普通に応対できますし、相談したいことがあったら普通に前の職場へ電話をかけて聞くこともできます。
中には、会社に入っていって世間話をすることもあります。
話は変わりますが、私は飲食業で管理職をしています
私は今までに、大きな問題をおこして辞めていった従業員を何人か見送ってきました。
私の住んでるところは田舎県で、とある経済青年団体に所属してたこともあって私は経営者の知り合いが沢山います。
なので私は他の経営者から、辞めていった従業員のことについて聞かれることがあります。
だいたい内容はこうです。
ぺぺきよさんとこの会社辞めた人が、うちの会社に応募してきたんだけどこの人は大丈夫な人なの?
どうしてぺぺきよさんの会社辞めたの?
当然私は、その知り合いの経営者に、その人がなぜ会社を辞めたのか、事実をちゃんと説明します。
これ、逆のパターンもあります。
弊社に応募してきた人の履歴書の前職欄の会社に、私の知り合いがいたら応募者がどんな人が絶対に聞きます。
人と人は意外なところで繋がっているものです
円満退職ってほんと大事ですよ。
円満退職で辞めるために
「退職」とは自分と会社との要求のぶつけ合いです。
自分は1ヶ月後に辞めたいんだけど、会社側は半年間くらい働いてほしい場合もあるでしょう。
(一応、民法では2週間前に退職を申し出て辞めることができます)
有給全部消化して辞めたいけど、会社側がそれをよしとしない所もあると思います。
(労働者の当然の権利なんですが。。。)
もうね。退職のゴール地点を先に決めときませんか?
退職時に労働者の当然の権利を要求する事ももちろん大事ですが、退職のゴールは円満に退職することだと私は思います。
そのためには、ある程度の会社側の要求を汲んであげることも必要だと私は思っています。
双方が納得するまでしっかりと話し合って着地点を見つけましょう。
仮に今働いてるところが超絶ブラック企業だとしても、あなたの心が譲歩できる範囲で、穏便に辞めていくことをおすすめします。
転職エージェントを検討
次の転職先のことまで考える労力が大変な人は、「転職エージェント」に相談しながら進めるという方法もあります。
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以上、退職前にしないといけないことや知っておくべきことをまとめました。
次に、退職後にやらなければいけないこともいくつかあるので見てみましょう。
【退職後】にやること
退職前は「退職方法」や「退職後の生活」を考えたり色々と大変でしたが、退職後にやることはほぼ事務的な手続きで決まった作業ばかりです。
これらの事務手続きはさっさと終わらせて新しい生活に備えましょう
離職票を会社からもらう
失業手当をもらう際に必要になりますので、会社からもらってください。
雇用保険被保険者証を会社からもらう
失業手当をもらう際に必要になりますので、会社からもらってください。
会社によっては入社時に渡される場合もあります。
失業手当を申請する
管轄のハローワークへ「離職票」と「雇用保険被保険者証」の2つを持っていき、失業手当の申請をしましょう。
「雇用保険被保険者証」は最悪なくても受け付けてくれると思います。
次の転職先が決まってる人は、失業手当を申請する必要ありません。
国民年金へ切替
前職で社会保険だった人は厚生年金でしたが、無職になると国民年金への切替が必要になります。
お住いの市区町村役場へ行って手続きしてください。
健康保険への切替
前職で社会保険だった人は3つの選択肢があります。保険料が一番得な方法を選んで下さい。
- 健康保険の任意継続を行う。
- 国民健康保険に切り替える。
- 両親や配偶者の扶養に入る。
1の保険料については、お近くの「全国健康保険協会」で確認してください。
2の保険料については、お近くの「市区町村役場」で確認してください。
3の保険料については、扶養ですので保険料はかかりませんが、保健機関によって扶養に入れる要件が異なったりしますので、両親や配偶者等の保健機関に確認してください。
まとめ
【退職前にやること】
- 転職先を探しておく
- 辞めた後の生活費をシュミレーションしておく
- 退職理由を考えて伝える
- 円満退職で辞める
- 転職エージェントも検討する
【退職後にやること】
- 「離職票」と「雇用保険被保険者証」を会社からもらう
- 失業手当をハローワークに申請
- 国民年金への切替
- 健康保険の切替
会社を辞めて新しいところで働くというのはとても大変なことですが、流れ作業だと思って手順通り着実にこなしていくのがコツだと思いますので頑張ってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
プロフィール
- アラフィフおじさんブロガー
- 同い年のネイリストと46歳で結婚
- ハチワレ猫の「ぺろ」が大好き
- 会計関連の仕事を26年
- 趣味はキャンプとブログ