アラフィフ40代の僕がマッチングアプリで結婚した話-後編-【体験談】

2020年の7月にマッチングアプリで出会った僕と彼女は、めでたく8月23日から付き合うことになりました。

その年の大晦日を一緒に過ごした僕らは、2021年元旦、初詣に行って新たな二人のスタートを願いました。

その夜もホテルで一緒に過ごした僕らは、翌日の1月2日早朝、彼女の携帯の着信音で目が覚めます。

電話の相手は彼女の娘からで、おじいちゃん(つまり彼女のお父さん)が風呂場で死んでいるという内容でした。

目次

人がなくなったらどうしたらいいの?

彼女の娘によると、朝、お風呂場にいったらおじいちゃんが死んでいて、警察の人が家に来ていろいろ調べてるとのことでした。

娘から電話を受けた彼女はすぐに家に帰りました。

その時、僕は彼女の家には行っていません。

なぜなら僕は彼女の家にあがったこともなくて、僕が行くと話がややこしくなりそうだからでした。

彼女のお父さんの死因はおそらくヒートショックによるものでした。

その後、遺体はとりあえず警察に引き取られたと彼女から電話がありました。

このあとどうすればいいんだろう……

彼女の父がなくなるまで、彼女も僕も身内が亡くなったあとの処理をしたことがありませんでした。

ともかくまずは葬儀のことを考えなきゃ。

結局、ネットで調べた葬儀会社に電話して相談することにしました。

葬儀会社の人と明日打合せをするので、僕も同席してほしいと彼女から言われ、僕と彼女と娘二人とで葬儀屋の打合せに向かうことになりました。

僕が彼女の娘と会うのはその時がはじめてでした。

葬儀屋に対する僕らのたったひとつの要望は、とにかく一番お金がかからない方法ですべてを進めてほしいということでした。

彼女のお父さんはいくつかの借金があって、その時点では借金の総額がいくらになるかわからないからでした。

これから、いくら借金を返済しなければいけないんだろう。

借金を相続放棄するということも考えましたが、住んでいる家が父親名義になっていたので、その場合は家族全員が家を出ていかなくてはなりませんでした。

漠然とした不安の中、結局、葬儀はしないことになって遺体も火葬場で焼き切るという形ですべてが終わりました。

火葬にかかった費用はたしか20万円弱ぐらいだったと思います。

身内が亡くなったらやることがいっぱい

火葬が終わってからも、やらないといけない手続きがたくさんありました。

僕は20年間ずっと事務仕事をしてきたので、役所などの手続きには慣れていました。

なので、これら手続きについては僕が主導して処理を進めました。

覚えている限りでは次のようなことをいろいろやりました。

  • 社会保険事務所へ、受給権者死亡届と未支給年金請求書の提出
  • 市役所へ、葬祭費の請求と国民健康保険資格喪失届の提出
  • 電気・ガス・水道の名義変更
  • スカパーの解約(競馬チャンネルを見てた)
  • 警察署へ免許証返納
  • 税務署へ準確定申告
  • 車の処分

こうやってリストにすると簡単に見えますが、当時はなんせ手探り状態で、何をしないといけないか調べるところからはじまりました。

全てのしないといけないことを把握するのに、結構な時間がかかったのを覚えてます。

そして、これらの処理と並行してやらないといけないのが、父親の借金の把握でした。

なんせこれが一番手間と時間がかかる問題でした。

借金を調べた方法については、たくさんありすぎてここでは書ききれないので別記事にまとめました。

僕が彼女の父親の借金を調べた方法

結果的に上記事の方法で、全ての借金は調べることができました。

その借金総額は、父親の死亡保険からおりる保険金とほぼ同額でした。

彼女は、父親に借金があることをわかっていたので、自分のお金で父親にずっと死亡保険を掛けていたのでした。

それがあったおかげで彼女は借金を無事にすべて返済することができ、家を相続することができました。

彼女の父親が1月2日に亡くなって、すべてのことが片付くのには2ヶ月以上の時間がかかりました。

彼女の家に住むようになりました

大変なことを一緒に乗り越えたこともあり、彼女との絆はさらに深まりました。

その頃から僕は、週の半分くらいは彼女の家で過ごすようになりました。

「今が一番おだやか。」

その頃から彼女は僕によくそう言いました。

彼女の人生は、DV夫や父親の借金、家が家事になったりと大変なものでした。

それらの出来事を笑って僕に話しますが、双子の娘を一人で育てながらこれまでやってきたことは並大抵のことではなっかたはずです。

平々凡々と何も考えずに人生を過ごしてきた僕には、それが本当にすごいと思えるのです。

「今が一番おだやか。」

彼女にそう言われると、こんな自分でも彼女の役に立ててることがなんだか嬉しくなりました。

僕は彼女がさらに好きになったんだと思います。

彼女と結婚して死ぬまでずっと一緒にいたいと思うようになりました。

そして彼女もその想いを受け入れてくれました。

7月22日入籍

僕と彼女は2021年7月22日(仲良し夫婦の日)に入籍しました。

婚姻届の証人欄は彼女の双子の娘にそれぞれ書いてもらい、彼女と二人で市役所へ提出に行きました。

届出は簡単に受理され、結婚ってこんなにあっけないものなのかと思ったのを覚えてます。

その後、その年の10月4日には家族と友人だけを呼び結婚式をあげることができました。

以上が、アラフィフのおじさんとおばさんがマッチングアプリで出会ってから結婚するまでの顛末です。

誰も興味ないであろうこんな話を最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます。

僕は今この記事を2022年5月に書いています。

最近でも僕の両親が入院したり、同居してる娘がコロナにかかったりと、あいかわらずバタバタとしています。

それでも、僕も、おそらく彼女も

「今が一番おだやか。」

なんだと思います。

この記事を書いたひと

プロフィール

ぺぺきよ
  • アラフィフおじさんブロガー
  • 同い年のネイリストと46歳で結婚
  • ハチワレ猫の「ぺろ」が大好き
  • 会計関連の仕事を26年
  • 趣味はキャンプとブログ

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使用サーバー:エックスサーバー


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