南海トラフ地震のこと、頭ではわかっていたんです。
でも、わかっていただけ。
ぺぺきよ正直、何もしてきませんでした…。
高知に住んでると、南海トラフの特集が流れない年なんてないんですよ。
毎年どこかで「次の30年で〜」みたいなニュースを見て、「そろそろ備えないとなぁ」と思う。
で、気づいたらまた1年経ってる。
これ、僕だけじゃないと思うんですけど、どうでしょう…?
うちには猫が2匹います。
ハチワレの音(おと)と、これまたハチワレのうた。
地震がきたとき、この子たちを連れてどこへ逃げるのか。
その問いに、僕は一度もちゃんと向き合ったことがありませんでした。


ハザードマップを、初めてちゃんと開いてみた
先日、思い立ってハザードマップをちゃんと見てみました。
「初めて」ではないんです。
でも「ちゃんと」は、たぶん初めてでした。
今までは「自分の家、津波に飲まれる場所かどうか」だけ確認して、「うん、大丈夫そう」って閉じてたんですよね。
見たいところだけ見て、満足してたわけです。
今回はちょっと腰を据えて、他の項目もぽちぽち見てみました。
津波は大丈夫だった。でも、ですよ
まず津波の浸水想定エリア。
わが家のあたりは、入っていませんでした。
「お、よかった」と、ちょっとほっとして。
…でも、その安心は数秒で消えました。
「急傾斜地警戒区域」って表示が出てきたんです。
なんやそれ、と。
急傾斜地警戒区域って、なんだ?
聞き慣れない言葉だったので、調べました。
急傾斜地(きゅうけいしゃち)っていうのは、ざっくり言うと「急な斜面」のこと。
大雨でも崩れることがあるんですが、大きな地震でも崩壊する危険があるそうです。
しかもわが家、ハザードマップには想定震度「震度7」と書かれていました。
震度7って、気象庁の震度階級でいちばん上なんですよね…。
建物が倒れて、地面がぐらぐらに揺れる。
そんな揺れがきたら、急な斜面はどうなるか。
津波は来ないかもしれないけど、足元が崩れるかもしれない。



そういうことでした。
「そっちか…」って、しばらく画面を見つめてしまいました。
津波のことしか頭になかったせいで、別のリスクをまるっと見落としてたんです。
ハザードマップって、見たいところしか見ないんだなぁと。
自分のそういう癖に、この歳で初めて気づきました。
猫がいると、避難はもっとややこしい
音とうたを連れて、どう逃げるか。
真剣に考えようとしたら、また知らないことが出てきました。
「同行避難」って言葉、聞いたことはあったんです。
ペットと一緒に避難すること、くらいに思ってました。
でも、「ペットと一緒に避難所まで行くこと」と「ペットと同じ建物の中で過ごせること」は、別物なんですね。
高知市の公式情報によると、ペットは原則として屋外のペット専用スペースに置かれるそうです。
飼い主と同じ室内には、基本的に入れない。
音とうたを外のスペースに預けて、自分だけ建物に入る。
…その光景を想像したら、なかなかしんどかったです。
けっこうキツイね。
うちの子だけじゃなく、猫飼いさんならこの感覚、わかってもらえる気がします。



いっしょにいたいニャ



ニャ!
何も準備してないと、たぶん逃げられない
環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」には、こう書いてあります。
ペットとの同行避難をスムーズにやるには、日頃からの準備が欠かせない、と。
・キャリーに慣れさせる。
・避難所で必要なものをそろえておく。
・ワクチンや迷子札も確認しておく。・・・
何もしてない状態で、いきなり「今すぐ逃げろ」ってなっても、まあ無理なんですよね。
音もうたも、キャリーなんてほとんど使ったことがありません。
動物病院に行くとき、押し込むようにして入れるくらい。



めちゃくちゃ暴れるニャ!
…まずはそこからかぁ、と思いました。
今さらだけど、ゼロから始めることにしました
最初はね、防災グッズを全部そろえてから記事にしようと思ってたんです。
でも、それを待ってたら、また何年も経っちゃう気がして。
なので、何も準備できてない今の状態から、そのまま記録を始めることにしました。
完璧な備えを見せる記事じゃなくて、「一個ずつやってみた様子をだらだら書いていく」シリーズにしようと思っています。
「これ買ったけど、正直いらんかったわ」みたいな失敗も、たぶん出てくるはず。
それも含めて、隠さず書いていきます。
南海トラフの被害想定エリアで、猫2匹と暮らしてる。
その当事者として、できることを一個ずつ積んでいこうと思います。
その前に、ひとつだけ
最後に、ひとつだけお願いがあります。
この記事を読んでくれたあなたに、今日やってほしいことがあって。
それは、自分の家のハザードマップを見てみること。これだけです。
「南海トラフ」で検索しなくても、「(お住まいの市町村名) ハザードマップ」で出てきます。
5分で終わります。
僕みたいに「津波だけ見て安心してた」人、けっこういるんじゃないかなと思うんです。
津波は大丈夫でも、急傾斜地だったり、揺れが大きかったり。
見てみないと、わからない。
猫を連れて逃げる場所が想像できるかどうかは、まずそこからでした。
もし見てみて「うちもヤバいかも…」と思ったら、よかったらこのシリーズを一緒に追ってみてください。
僕も、ここから一個ずつやっていきます。
次回は、いよいよ最初の一歩。
まず「家具の固定」から手をつけてみようと思っています。



はい。地味です。
正直、キャリーとか防災グッズを買うほうが、よっぽど楽しい…。
でも、揺れで家具が倒れたら、僕も音もうたも、逃げる前にケガをしてしまう。
だからいちばん地味なところから、ちゃんとやってみます。
その様子は、写真付きで次回に書きますね。
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