飲食店の人手不足を解決する6つの対策

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飲食店の人手不足を解決!ひとりでできる求人対策6選

2022年4月19日

現在、飲食業界は慢性的に人手不足が続いており、求人に困っている経営者は多いと思います。
そもそも飲食業はよほどの大手でないかぎり、新卒や中途に不人気の業界です。
慢性的な人手不足から、既存の従業員の負担が増えてしまい、その従業員さえも辞めてしまうといった負のスパイラルも珍しい話ではありません。

今回は、人手不足に悩む飲食店経営者がすぐにできる求人対策を6つご紹介します。

 

先に結論を言うと求人対策6選とは次の方法になります。

求人対策6選

  • ハローワークへの求人登録
  • 大学・専門学校へ求人掲載
  • 求人媒体による掲載
  • SNSによる求人情報の宣伝
  • 人からの紹介
  • 自社の求人専用ページの作成

これらの方法は全て、求人情報の公開までそんなに時間がかからないですし、しかも一人でできます。

それぞれのメリットとデメリット、求人の掲載方法について解説していきますので参考にしてください。

 

 

 

 

求人募集を行う前に先に決めておくこと

求人募集をスムーズに行えるよう、求人に掲載する次の条件項目については事前に決めておきましょう。

・勤務地
・雇用期間
・経験の有無
・職種
・賃金
・昇給の有無
・賞与の有無
・勤務時間
・勤務日・休日休暇
・社会保険の有無
・福利厚生について
・採用予定人数

これらの項目はほとんどが求人募集に記載が必要な項目です。

アルバイト募集の場合、「週2日からご相談に応じます」など、条件を緩くして間口を広げるのも応募を多くするコツです。
飲食店なら、従業員に賄いをつける所もあると思いますが、その場合は福利厚生には必ず書いておきましょう。
他にも、スタッフ割引や誕生日手当など、アピールできるような特典があれば記載するようにしましょう。

それでは、求人方法について6つ紹介していきます。

 

ハローワークへの求人登録

ハローワークからの人材を紹介(インターネット)してもらう方法です。

料金 無料
掲載までの期間 登録すれば即日
メリット 採用コストがかからない
条件によっては助成金が出る場合も
デメリット 情報量が少ないため採用ターゲットと異なる応募も少なくない
求人が有効なお店 採用に予算を割けない企業
助成金の対象になる人材を採用したい等

 

登録方法
お近くのハローワーク窓口に赴くか、ハローワークインターネットサービスで求人者ページを開設する方法があります。
くわしい手順については、ハローワークインターネットサービス「求人申込手続きの流れ」に書かれていますので手順どおりに申請すれば求人募集できます。
ただ、労働基準法の関係から労働条件等について詳細に問われる場合があるので、新規の手続きに関しては直接窓口に赴いて担当員と相談しながら作成されことをおすすめします。

 

大学・専門学校へ求人掲載

大学や専門学校の掲示板や学内システムに求人情報を掲載してもらう方法です。

料金 無料
掲載までの期間 学校に案内すれば即日
メリット 採用コストがかからない
学校の特徴から、学生の特徴も判断できる
デメリット 複数の学校に掲載する場合、手間と時間がかかる
求人が有効なお店 新卒採用、アルバイト採用
専攻を重視する職種を希望する企業

 

お店の近くに大学や専門学校がある場合は、電話するか直接赴くかして求人を掲載してもらいましょう。
さらに、労力を惜しまなければ、求人情報が書かれたチラシを持って、入学式の学生を出待ちして手配りするという、1年に1回だけ使える技をもあります。

ポイント

特にアルバイトは、勤務条件次第で応募してくれる可能性が高まります。
その際、「シフトは希望制なので試験やサークルなどある方も大丈夫です。」などと書くことができる場合はアピールしておきましょう。
その他にも、学校で求人を行うことは、友達との同時募集が期待できたり、採用したアルバイトから友達や後輩を紹介してもらえる可能性があるというのも大きなメリットです。

ぺぺきよ
実際に私の会社でも、学生アルバイトが学生アルバイトを紹介してくれるので本当に助かっています。

 

求人媒体による掲載

求人専門の「web媒体」や「紙媒体」に掲載する方法です。

料金 掲載期間や原稿サイズによって掲載料金を設定
掲載までの期間 求人媒体によってバラバラ
メリット 業務、職務内容を伝えやすい
一覧性が高くユーザーに発見されやすい
デメリット 採用に至らなくてもコストがかかる
募集期間が限られる
求人が有効なお店 アルバイト採用したい
地域密着型の募集をする企業や店舗

 

多くの媒体が有料ですが、中には無料で掲載できるものもあります。

ぺぺきよ
実際に私の会社でも、インディードやengage(エンゲージ)などの無料掲載から従業員を採用できたことがあります。

また、地域性の高い「地元求人誌」に求人情報を載せる方法もあります。
ただし、近年はwebでの応募がほとんどを占めるので、求人誌とweb応募がセットになってるものを選んだ方がいいです。

 

SNSによる求人情報の宣伝

SNSで求人情報を行う方法です。

料金 無料(有料広告もできる)
掲載までの期間 アカウント開設後すぐ
メリット 応募のハードルが低い
求人情報をより多く早く届けられる
デメリット 常に情報を発信し続ける必要がある
求人が有効なお店 お店の理解度が高い人材を採用したい場合

 

ただし、Facebook、Twitter、instagramなどは無料で手軽にできる反面、定期的な更新を行わなければ逆効果になります。
どれか一本に絞って、定期的にお店のアピールと一緒に続けていくのが長続きする方法です。

ぺぺきよ
私は、美味しそうな料理写真を載せてinstagramでアピールする方法が飲食店には一番合っていると思います。

本日の賄い写真など、美味しそうな料理を掲載できれば、お店のアピールにも求人のアピールにもなります。

 

人からの紹介

従業員や知人からの紹介してもらう方法です。
6つの方法の中で一番手っ取り早い求人方法です。

料金 知り合いに声をかけるだけなので無料
紹介料(謝礼)を払うケースも
掲載までの期間 知り合いに声をかけるだけ
メリット 公募採用に比べ人柄を把握しやすい
手間がかからない
デメリット 求めるスキルが備わっているとは限らない
求人が有効なお店 人柄重視の採用をしたいお店

 

紹介に対する謝礼を支払うのもありだと思います。
例えば、アルバイトを紹介してもらって、採用されたアルバイトが総日数で30日以上働いてくれたら両者に5千円づつ紹介料を渡す。などといった方法もいいんじゃないでしょうか。
30日以上を働いてもらえて、素性もはっきりしているアルバイトの採用費用が1万円なら安いと思いませんか。

 

自社の求人専用ページの作成

自社で求人専用のホームページを作成する方法です。

料金 無料(有料広告もできる)
専用業者に作成を依頼する場合は有料
掲載までの期間 求人専用ページが完成次第
メリット 好きなだけ情報を掲載できる
ミスマッチを事前に防げる
デメリット 定期的なページ見直しが必要
求人が有効なお店 お店全般

 

ペライチなどといった無料で簡単にホームペ-ジを作成できるやり方もあります。
自社サイトは、眠っている間も勝手に24時間求人広告してくれるのでやらない手はありません。
人手不足で困ってる飲食店なら絶対にやっておくべきです。

求人票の記載内容と実際の仕事の相違に注意!

求人票に書かれている求人内容が、実際に働いてみると違った。
このような求職者からの申し出は、ハローワークには年間1万件あるそうです

一番多い相違の申し出は「賃金」

ハローワークに1番に多い相違の申し出は賃金だそうです。
賃金は求職者が特に気にする項目です。
誤解を招かないよう、特殊な制度や事情があれば、求人票の「備考」欄に詳しく記載する等の対策をしておきましょう。

 

2番目に多い申し出は「職種の相違」

2番目は、応募した職種と別の職種を薦められたという求職者からの申し出が多いそうです。
求職者の希望職種をしっかりヒアリングして、お互いに「YES」か「NO」をはっきりさせるようにしましょう。

 

求人票の内容に虚偽があった場合

平成29年3月の職業安定法の改正で、虚偽の求人広告をした事業者には「6カ月以下の懲役または罰金」が科されることになりました。
ただ応募を増やしたいためだけに、求人内容を盛ったりするのは後々のトラブルのもとですので絶対にやめましょう。

 

まとめ

今回、飲食店の人手不足を解消する対策について6つ紹介させていただきました。

求人対策6選

  • ハローワークへの求人登録
  • 大学・専門学校へ求人掲載
  • 求人媒体による掲載
  • SNSによる求人情報の宣伝
  • 人からの紹介
  • 自社の求人専用ページの作成

どれも少しの労力と手間をかければ、自力でできる方法ばかりですのでぜひ頑張ってみてください。

 

最後に、これらの方法でお店が新しく求人を出した時、誰が一番その求人を見ているかご存知でしょうか?

 

ぺぺきよ
実は、自社の求人情報を一番見てるのは自社の従業員だそうです。

 

「条件を嘘ついてる!」とか「自分より待遇のいい条件になってる!」など、
現在働いてくれている従業員さんのモチベーションが落とすことのないように気を配りながら、求人活動をすすすめてくださいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

 

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  • この記事を書いた人

ぺぺきよ

飲食業の中の人を10年。47歳おじさんブロガー。 PC販売員2年→税理士事務所6年→医療機関6年→公認会計事務所4年→現在は法人(飲食業)の総務経理10年目。 同い年のネイリストと昨年結婚。 ハチワレの「ペロ」を溺愛。

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