創業計画書の記入例

開業・起業

創業計画書の記入例 -飲食店が開業資金を借りるための書き方-

2022年4月7日

飲食店が開業資金を借りるために必要な、創業計画書(日本政策金融公庫用)の書き方について全て解説します。
記入例(見本)も載せてますので参考にしてくださいね。

 

 

先に、「創業計画書」と「収支計画書」の違いについてだけ理解しておきましょう。

【創業計画書】と【収支計画書】は違います

創業計画書とは

飲食店を開業するために作る「創業計画書」とは、日本政策金融公庫から開業資金を借り入れるために公庫へ提出する書類のことです。

ぺぺきよ
具体的には、創業の動機や事業内容、開業の見通しなどを記入して、融資を受けるためにお店のコンセプトや魅力をアピールする書類となります。

用紙は定形になっていて、日本政策金融公庫の書式ダウンロードページからダウンロードできます。
日本政策金融公庫 国民生活事業 各種書式ダウンロード

同じページに、新たに事業を始める人向けの「創業の手引き」がありますので、併せて参考にされるとよいかと思います。
日本政策金融公庫 「創業の手引き」

 

収支計画書とは

「収支計画書」とは、主に「収支予測計画書」のことを指します。

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「収支予測計画書」は、これからやろうとしてるお店が儲かるかどうかを数字でシュミレーションしたものです。

 

資金調達も大事ですが、あなたのやりたい飲食店が本当に黒字になるのか、事前にしっかりとした収支予測計画書を作成して検討しておく必要があります。
先に「収支予測計画書」を作成しておけば、「創業計画書」の作成がとても簡単になりますので是非トライしてみてください。

事業計画書の作り方については別記事でもくわしく書いています。
飲食店開業の収支計画書のつくり方と見本

 

 

ぺぺきよ
今回は、公庫から事業資金を借りるために必要な「創業計画書の作り方」について見本を交えながら解説していきます

 

【創業計画書の書き方と記入例】

創業計画書の記入例(見本)はこちらから確認できます。
日本政策金融公庫 国民生活事業 「創業計画書(記入例)」

日本政策金融公庫の創業計画書【記入例】

 

①創業の動機

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なぜあなたが事業をはじめようとしたのかを記入します。

創業の動機

 

簡単な思いつきで事業を始めようとしてないことをアピールする必要があります。
強い想いと熱意もって事業を始めたいと思った理由を記入しましょう。

資金を借り入れるためだけに適当なことを書くのは絶対やめましょう。
審査担当はプロなのですぐ見抜きます。

記入例

私は前職で長い間、商社の営業として様々なシチュエーションで様々な方を接待してきました。
その中で、もっとお客様のかゆいところに手が届く店はないか?もっと喜んでもらえる店はないか?
と考えるうちに、いつかは自分の店を持ってお客様をもてなしたいと思い、創業に向けて料理や経営の勉強を行ってきました。
今回、私の行いたい理想のサービスが可能な店を実現できる、家賃の安い居抜き物件が見つかったので操業を決意しました。

 

②経営者の略歴等

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あなたのこれまでの経験や実績を記入します。

経営者の略歴等

 

記入例

平成〇〇年〇月 ××大学卒業
平成〇〇年〇月 □□商事株式会社(〇〇の営業5年勤務)
令和〇〇年〇月 株式会社△△(〇〇の販売2年勤務)

 

③取扱商品・サービス

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お店のサービスの内容やコンセプトを記入します。

取扱商品・サービス

 

取扱商品・サービスの内容

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サービスの内容と客単価、売上の構成比を伝えましょう。

こちらについては下記事の「収支計画書」を先に作成することで簡単に転記できます。

「収支計画書」の作成の仕方はこちらの記事↓↓↓

記入例

  • ランチ 客単価1,000円 (売上シェア30%)
  • 夜(居酒屋) 客単価4,000円 (売上シェア60%)
  • テイクアウト(お弁当) 客単価600円 (売上シェア10%)

 

セールスポイント

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他店との差別化をアピールしましょう。

記入例

大人がプライベート空間で、落ち着いて会話を楽しみながら食事ができる「大人の隠れ家」がコンセプトです。
ランチでは地元の野菜を多く使い、ボリュームがありつつヘルシーな料理を提供予定です。
夜の居酒屋では、看板メニューの〇〇の他、地元食材や旬の食材を取り入れた毎日のおすすめ料理を提供する予定です。

 

販売ターゲット・販売戦略

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販売ターゲットは誰なのか、どういう方法で来客に繋げていくのかを記入しましょう

記入例

立地条件を活かして、近隣の企業のサラーリーマンやOL、公務員をターゲットにしています。
当分はSNSやポステシング、また、これまでに培ってきた幅広い人脈を駆使して新規顧客を獲得し、商品力と接客力を徹底して「顧客の固定客化」と「来店頻度のアップ」へとつなげていきます。

 

・競合・市場など企業を取り巻く状況

ぺぺきよ
立地の状況や、他店との差別化できる部分をアピールしましょう。

記入例

駅裏の商業ビルが立ち並ぶ裏路地の一角で、コンセプトである「大人の隠れ家」にぴったりの場所です。
近くに居酒屋は多いがほとんどが大衆的な店であり、個室を構える落ちついた雰囲気の店が少ないため、ターゲットの集客が予想できます。

 

飲食店の店舗物件の探し方と確認すべきこと(検索サイト紹介)

 

④取引先・取引関係等

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決まっている販売先や仕入先を記入します。

取引先・取引関係等

 

販売先

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この部分は多くの飲食店が一般個人になると思います。

記入例

一般個人(現金) 即日回収
一般個人(キャッシュレス決裁)  掛取引100%

 

仕入先

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決まっている仕入業者で取引が多くなるところを上位3つ記入します。

近所のスーパーなどであればスーパーでも構いません。

記入例

  • ㈱〇〇酒店 50% 掛100% 末締め翌月20日支払
  • ××フード㈱ 20% 掛100% 末締め翌月20日支払
  • △△スーパー ほか 社 30%

 

人件費の支払い

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従業員を雇う場合、締日と支払日を記入します。

記入例

  • 末締め翌月10日支払
  • 25日締め末日払い

 

⑤従業員

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雇用予定の従業員人数を記入します。

従業員

夫婦だけでお店を営業する場合は、
従業員数1人(うち家族従業員1人)となります。

 

⑥お借入の状況

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現在の借入状況を記入します。

お借入の状況

借入先、借入用途、残高、年間返済額を正直に記入します。

以上、ここまでは、経営の三要素である「ヒト、モノ、カネ」のうち、ヒトと一部のモノについて」記入してきました。

ここから先は主に「カネ」の部分について記入していきます。
ぶっちゃけ融資担当者が一番気をつけてチェックするのはここから下の部分です。

 

➆必要な資金と調達方法

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ここは「開業にかかる費用」と「その資金調達の方法」を記入します。

必要な資金と調達方法

 

設備資金

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店をオープンするまでに係る設備費用を記入します。

開業までに必要な設備がいくらかかるのかリストアップしてください。

注意ポイント

ここでの設備資金は、全てについて見積書を公庫に提出する必要があります。
記入された数字の根拠を担当者が確認するためです。

 

運転資金

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お店を運転するために必要な費用(資金)を記入します。

毎月かかる費用はおおむね2~3ヶ月程度をみておきましょう。
下の記事で紹介する収支計画書を先に作成しておくことでも、簡単に転記することができます。

 

飲食店開業の収支計画書のつくり方と見本

 

⑧飲食店を開業後の見通し

飲食店を開業後の見通し

ぺぺきよ
事業の収支予測を記入しましょう

先に「収支計画書」を作成していればそれを転記すればOKです。
もしくは、別途作成した「収支計画書」を「創業計画書」に添付して説明すると信頼性がより上がると思います。

 

⑨自由記述欄

ぺぺきよ
今までの項目で伝えきれなかった、あなたの熱い想いをこちらに記入して下さい。

 

まとめ

以上、創業計画書の書き方と見本について解説しました。

創業計画書を作成するうえで大事なポイントは、これからやろうとしているお店の魅力やコンセプトをしっかりと伝えることです。

付け焼刃で作った創業計画書は、幾度も審査を行っている融資担当者からはすぐに見抜かれてしまいます。
融資の審査を通すことだけを目的に書類を作成しても意味がありませんので、しっかりと時間を取って根拠のある綿密な計画書を作成しましょう。

 

 

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ぺぺきよ

飲食業の中の人を10年。47歳おじさんブロガー。 PC販売員2年→税理士事務所6年→医療機関6年→公認会計事務所4年→現在は法人(飲食業)の総務経理10年目。 同い年のネイリストと昨年結婚。 ハチワレの「ペロ」を溺愛。

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